レコードという面倒なやつ
暑さ寒さも彼岸まで、と言われるとおり明日の最高気温は22℃だとか。
急に暖かくなってきましたね。
先日近所の小学校で卒業式が行われていて、信号待ちをしつつ「あぁ、春だなぁ。」と感じていました。
さて今回は私の趣味の一つである、アナログレコード収集について紹介したいと思います。
私が音楽を聴き始めた頃の音楽メディアはレコードからカセットテープ、そしてCDにすでに移り変わっていましたのでレコードに触れる機会などありませんでした。
そんな若かりし健輔少年がレコードと初めて出会ったのは18歳の頃。
先輩の部屋で初めて拝見するターンテーブルという機械に到底音が収録されてるとは思えない黒いお皿がぐるぐると回っていました。
先輩は私に自慢気に色々説明してくれました。
全く説明が頭に入ってきませんでしたが、これがどうやらレコードらしい。
写真では見た事はあったのですが、実際に見たのはこれが初めてでした。
レコードに対してその時私が感じた魅力を一言で言いますと、
語彙力足らずで申し訳ないのですが「カッコ良い!」でした。
CDに比べてレコードを入れておくジャケットが大きくて存在感があってたまりません。
アーティストも曲も知らないけどジャケットがかっこ良くてついつい買ってしまう通称「ジャケ買い」をしてしまう事もあります。
よくCDと比較される音質ですが、詳しく説明すると長くなってしまうので私の解釈も含めて簡単に言います。
CDの方が「音が良い」です。
レコードの方が「音が心地良い」です。
私はレコードの心地良い音の方が好みなので、これも魅力の一つになります。
私が感じた魅力はそれだけではありません。
レコード屋でレコードを探す行為を「レコードを掘る」「ディグる」、さらに熱を持って懸命に探す事を「鬼掘り」などと言うんですが、まさにお店ではお宝発掘をしている感覚になります。
ドラマを作れずに並んでいる価値の無いと思われた中古レコードの山から、目当てのレコードを見つけた時は雄叫びをあげたくなります。
それと好きなレコードが信じられない値段で投げ売りされているのを見つけてしまうと、所持しているレコードでも救いたくなって買ってしまいます。
もうちょっとした病気ですね。
最近はしない様に気をつけています。
お店でレコードを買い、それを家に持って帰ってきてターンテーブルにセットし針を置く...
この間のワクワク感も魅力の一つです。
自分が掘り出してきた宝物を聴くまでの、待たされる感覚と言うんでしょうか。
待たされた分、その曲が素晴らしかったら、それは素敵なご褒美ですよね。
とはいえ、そんなレコードに魅了された私も最近では大抵はスマホで音楽を聴いています。
ただ時間がある時は、レコードを聴くという面倒な行為をまだまだしていきたいです。
今夜は先週亡くなってしまったBobby CaldwellのAORサウンドを浴びてから寝ようと思います。
ここら辺にあるはずなんだけどな...なかなか見つからない......やっと見つけた。
今度整理しなきゃ。面倒なやつだな。
それでは。
kensuke
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